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田沢湖,角館ドライブ

雨も落ち着いてきたようなので,11時過ぎにドライブに行くこととなった。

行き先は小京都・角館だが,秋田・岩手の県境で子供らが「湖でボートに乗りたいよー」と言い始めたので,田沢湖に寄る。夏に十和田湖のボートに乗ったので,味を占めたのだろう。急なことだったので,ダンナ・アツ・シオシオの3人でけち臭く2人乗りの恐竜ボート(30分1000円)に乗り込む。田沢湖はなんと言っても水深日本一(423.4メートル)だ。「中央付近まで行ってしまうと,波に流されて戻って来れなくなるから気をつけてよ」と言うボート兄ちゃんのアドバイスに,3人とも異様に興奮していた。十和田に比べると湖の形は単純だが魚の数が圧倒的に多く,子供たちは田沢の方が気に入ったようである。舟越保武氏のたつこ像を横目に角館へ急ぐ。

角館に着くと,駅のそばにある観光案内所で予定を練る。武家屋敷で有名な角館だが,事前に何も調べていないというイイカゲンさである。青柳家,石黒家に「たそがれ清兵衛」が撮られた石橋家,松本家等など盛りだくさん過ぎてわけがわからない。観光地図をもらって案内所を出ると雨がぱらつき始めていたので,結局,駅近の西宮家に行きお茶でも飲もうということになった。

西宮家は文庫倉でお道具等を展示し,北倉でレストランを,母屋で和風喫茶,米蔵で土産屋を経営している。お茶を飲みながら,武家屋敷も楽しめてしまうというお手軽さ。時間のない子連れの我が家にはぴったりの屋敷だった。レストランの水出しダッチコーヒーは,量たっぷりで香り良くなかなかイケた(からふね屋以来!)。

本当は見所いっぱいのはずの角館だが,これだけで満足してしまう,お気楽な我が家。由緒知らぬ人の家を一軒一軒見て廻るよりは,金木町の斜陽館にもう一度行きたいねというのが正直な感想である。でも,コーヒーは美味しかったッス。


ドライブ中,目にした秋田のセンス

稲庭うどん茶屋に掛けられた垂れ幕:「細々と営業中」  ・交通標語:「交通事故,恐ろしいのは後始末」