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4LDKマンションのインテリア変遷キロク

「自閉症だったわたしへ」読了

「自分自身をたよりに,背筋を伸ばして生きること。これが,人生の究極の教えだと思うのだ。最後は,わたしたちは皆,一人きりになるのだから」

「同情も,何にもなりはしない。おとぎ話とは違い,愛は必ず突き返されると思っておいていただきたい。それも,唾を吐きかけられて。しかし愛ではなく,いつも心に留めて気遣うことならば大丈夫なのだ。それが外へ向かうために信頼することのできる世界を創り上げるためだという理解に基づいているならば」

…エピローグより,抜粋。前者については,これが数々の困難を持って生まれた人の発言であるとして,心して受け止めたい。後者については,対自閉症者として考えるべき発言かもしれないが,対健常者としても十二分に考慮すべき要素が含まれているのではないかと思い,書き留めた。

村上春樹以外のまとまった日本語の本を読んだのは久しぶりだし,いろいろ思うところあったし,意外に疲れてしもうた。