Home Again

4LDKマンションのインテリア変遷キロク

The Oxford Book of Modern Fairy Tales -19

  • John Collier "The Chaser" 318~320p 読了

気の弱い男が惚れ薬を買いに来る。ところが売り主のジイサマは,life-cleaner もしくは glove-cleaner と呼ばれる5000ドルもする高価な薬の話ばかりする。男が,そんな薬は欲しくないし,土台そんな金もないと迫ると,ようやくジイサマが惚れ薬の商談に入る。

いったんこの惚れ薬を使うと,たちまち相手は自分に夢中となり,始終つきまとうようになる。さらにどんなことをしでかしても,最後は自分を許し,決して離れることはできないのだという。それがたったの1ドル。男は「それこそ愛ではないか!」と喜び勇んで薬を持ち帰る。ジイサマはそれがいかに大変なことかと諭そうとするが,男は聞く耳を持たない。

・・1ドルの売り物が必ず5000ドルの売り物に結びつくことになるというカラクリ。トゲのある話。

  • Philip K.Dick "The King of the Elves" 321~340p 読了

ある雨の日,アメリカの田舎町でガソリンスタンドを経営するジイサマが,ずぶ濡れの一行を助けてやった縁で,突然「妖精王」を引き受ける羽目になる。アメリカの片田舎で,うち捨てられたようなジイサマたちが繰り出すファンタジーという,設定のトンデモなさとオトボケぶりが面白い。

  • Naomi Mitchison "In the Family" 341~351p 読了再読すべし

半分ウツラウツラしながらだったので,ほとんど覚えていない。英文も抽象的で妙に難しかったような・・。明日もう一度読み直したい。