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4LDKマンションのインテリア変遷キロク

手術

起床6時20分。ピザトーストとゆで卵,ヨーグルトの朝食を食べ,子供たちを学校に送り出し,ザッと掃除をしてから病院へ。8時には家を出たかったのだが,可燃ゴミを出したり身支度を整えたりしているうちに8時10分だ。焦る焦る。予報通り気持ちのいい天気なので,自転車をビュンビュン飛ばす(といっても最高時速30キロ)。病院着8時半。以前,片道3.5キロと書いたが,今日測り直したら5キロだった。未だオドメーターの扱いに慣れないのが情けなし。

急いで病室に駆込むと,既に夫は移動寝台に固定されていた。間一髪。二言三言声を掛け,執刀担当医師と看護師によろしくお願いをするのが精一杯。手術室の前で待たせてもらえると思っていたのだが,病室か面会室で待てとのこと。同時刻に隣室患者の手術も入っていて,二人いっしょに運ばれて行った。あちらさんは付き添い三人(母・妻・娘?)。うちはたった一人で心細い。

手術開始は9時,手術時間は1~2時間の予定だったので,地下の喫茶室でコーヒーをお代わりしながら時間をやり過ごした。250円でお代わりOKだから気楽でいい。が,10時半に切り上げて病室へ戻ったものの,まったく帰ってくる気配が窺えない。11時半になっても帰ってこないので,不安に思って看護師に相談すると,麻酔の効きが悪く腰椎麻酔から全身麻酔に切り替わったという。うーむ。予め説明を受けていた範囲の変更だが,心配が募る。

イカツイ男7人の大部屋ではとても待てないので,缶コーヒーを持って面会室に籠もった。面会家族が入れ替わり立ち替わりする中,待つこと5時間。時間の先が読めないというのがキツイ。郡部から見舞いに来たと思しき一行の言葉がさっぱり理解できず,ますます心細くなる。相談に乗ってもらった看護師が気遣って何回か様子を報告しにきてくれたおかげで,気持ち的にはずいぶん救われたが,それでもいい加減疲れた。

1時半,ようやく夫が回復室から病室に戻り,執刀医が摘出した腫瘍や術中のビデオを元に手術結果について報告してくれた。やはり麻酔方法の変更で時間が掛かったそうだ。しかし,それ以外は特に問題なかったというので安心した。併せて,今後の処置説明も受ける。その後,病室で夫の様子を確認。全身麻酔のためかぐったりしているものの,意識は完全に戻っていたのでホッとした。再び眠り始めたので,手紙を残して2時過ぎに病院を出た。脱力。ホントは細胞診の結果が出る二週間後まで気を抜いちゃいけないのかもしれないけど,今はとりあえず頭の中を真っ白にしたいわー。