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Lance Armstrong ”Every Second Counts” 1~24p -1

Every Second Counts

Every Second Counts

Publishers Weeklyより
   史上2人目となるツール・ド・フランス5連覇を達成したアームストロングは、健全な自尊心を持っている。彼の場合それも当然だ。なぜなら、彼は世界の一流アスリートの1人であるだけでなく、ガンの克服者でガン患者の支援者、人道主義者、献身的なマイホームパパ、さらには、フリーライタージェンキンスの助けを借りながら書いたこの本で証明しているように、優れた回顧録の筆者でもあるからだ。アームストロングは2002年の夏じゅう、前作『Not About the Bike』(邦題『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく』)に続く2作目となるこの本を書いていた。自転車レースは、彼に個人的な栄誉をもたらしてくれるものであると同時にチームスポーツでもある。アームストロングは人生のさまざまな面で、いつもそのことを意識している。「自分独りでやれると思っている人間は、気が付くと四方八方敵だらけということになるだろう。他の人から成功を望まれるようでなければならないし、独りで坂をのぼっていくことはできないのだ」。彼は、家族や友人、チームメイト、医者、看護士、コーチ、そして、ガンを克服したほかの人たちなど、大勢の支援者たちを心から信頼し、彼らから力と励みをもらっている。彼は、ガンは自分を目覚めさせる警鐘だったと考えている。つまり、競技者人生においても私生活においても、1秒1秒がとても大切であることを教えられたというのだ。この本は、最後に、離婚、そして、2003年のレースを心待ちにしながらも引退したらどうするかという話が出てくるなど、もやもやとした終わり方をしている。それでも、彼の力強い希望のメッセージは異彩を放っている。感動と情熱に満ちたこの本は、自転車ファン大満足の自転車体験記だが、人に勇気を与えてくれるアームストロングの生き方に興味がある読者にも読みやすい。 

数年前,辞書を片手に前作 "It's Not About the Bike: My Journey Back to Life" をゴリゴリ読んでから,すっかりファンになってしまった。アームストロングは,紛れもなく現代のアメリカンヒーローだと思う。アーヴィングの小説世界を堪能したあとは,ノンフィクションでモードを切り換えたい。

I've often said cancer was the best thing that ever happend to me. ・・it because my illness was also my antidote(解毒剤): it cured me of laziness. 
When I got sick, I told myself: if I get another chance, I'll do this right--and I'll work for something more than just myself. (7p)
At no point could I say, "That's over." Even with a Tour victory, and a new baby on the way, I still had the lingering impression that everything might go away overnight, that I might not be able to ride again, or even that I'd get sick again. (15p)