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肴町の東山堂書店へ

盛岡の大型書店は粗方行き尽くしたつもりでいたが,肝心の老舗「東山堂」を忘れていた。ということで肴町へ。バスセンター北側にある駐車場に車を止め商店街の方へ歩いていくと,交差点でスカウトの子供たちが赤い羽根共同募金で「ご協力お願いしまーす」と声を張り上げていた。秋を実感する。たこ焼きを買おうと目論んでいた中の橋のお店が,真新しいじゃじゃ麺屋に変わっていて驚いた。中を覗いてみたが,若いお姉ちゃんしか見えなかった。たこ焼きを焼いてたオジサンとオバサンはいたかどうか・・無料でネギをトッピングしてくれる良心的な店だったのに残念だ。

そのまま肴町の商店街へを南下すると,すぐお目当ての東山堂が見つかった。間口は狭いが奥行きがある。5~6階建てのビルだが,書店は1~3階。大まかに言って,1階が雑誌や文庫,新刊などで,2階が医療関係や語学系の専門書,3階が参考書や絵本等。規模的にはイオンの「銀河書店」やみたけの「エムズ書店」くらいだろうか。医療系の専門書が多く,その他はちょっと寂しい感じだが,階段に県立博物館の催し物案内*1などが貼ってあったりして,盛岡の文化的発信地としてのプライドのようなものを感じさせる。

洋書関係は2階の棚一つ分。ここもカワトク丸善やさわや書店本店と同様,高校生向きの入門書と童話が中心。具体的に言うと,講談社バイリンガルブックス,講談社英語文庫,OXFORD BOOKWORM,洋販ラダーシリーズといったところ。その他,村上春樹の英訳やダレンシャン,ブリジッド・ジョーンズという洋販オススメラインナップ。ハリポタが最新刊を含めて英米版両方とも揃っているのがちょっと嬉しい。あとは,Let's Go! シリーズや米版 New Headway など英米系の英会話教材。平積みで Michael Chrichton の新作 "State of Fear" や "Chicken Soup for the Soul: 101 Stories to Open the Heart & Rekindle the Spirit" 等。衝動的に Michael Quinionの "Port Out, Starboard Home: And Other Language Myths" (ペーパーバック版)を買ってしまった。「なんでホットドッグは Hotdog って言うの!?」という帯の巻かれた語源の由来を集めたトリビア本である。帰宅後,アマゾンでチェックするとハードカバーしか販売されてなかった。こういうのはちょっと嬉しい。

1階で娘の「小学一年生」を購入し東山堂を出たあとは,お茶でも飲もうと商店街を端まで歩いてみた。アーケードに垂れ幕のような大きい絵が何枚も連なっているのはとても素敵で,家族で「どれがいちばん好きか」なんて比べっこしながら歩くのも楽しい。しかし,病院や銀行が多いせいか,どうしてもシャッターやカーテンの降りた店が目につき寂しい感じがするのは日曜のためだろうか。パチンコ屋も何軒かあって,禁煙中の夫には煙草の匂いが辛かったようだ。結局,引き返してきてミスドに入った。せっかく肴町に来てるのだから,「車門」か「あこがれ」に行こうよと主張したのだが,ドーナツの甘い香りの誘惑には勝てず。トホホ。

ミスドで盛岡における書店ランキングについて話し合った。いずれも周辺環境も含めた評価(^_^;)。エムズはマンガにビニールカバーをつけていないのが,何より人気の原因かと。。

  • 夫(囲碁・歴史・米露翻訳小説・ペット系) :1.さわや(本店),2.エムズ,3.さわや(上盛岡)
  • 息子(ガンダム・特撮雑誌・ケロロ系) :1.さわや(上盛岡),2.エムズ,3.さわや(MOMO)
  • 娘(絵本・学年雑誌系) :1.エムズ,2.銀河(イオン盛岡内),3.アシーネ(シティ青山内)
  • 私(洋書・文芸系) :1.丸善,2.さわや(本店),3.東山堂(本店)

*1:今年の3~5月に開催された蝦夷の起源に関する特別展示の資料で,「行きたかったー」と夫が非常に悔しがっていた