恥

薬のおかげかようやく復調してきたのでふと窓の外を見ると、雪が激しく降っていた。半ば意識のない状態のとき、異様に興奮した娘が何度もアパートを入ったり出たりしていることは気づいていたものの、改めて庭を見てみると、雪の降りしきる中、なんと自転車を乗り回す息子に娘がソフトボール大のボールを投げつけて遊んでいた（まったくよくもこういう危険な、しかし確かに面白い遊びを思いつくものだ）。しかも息子の英会話教室が始まる15分前じゃないか・・。慌てて窓から、「危ないから止めて～！時間を見て！もう帰ってきなさ～い！」と大声で叫んだら、すぐ横の路上にいた母子に思い切り驚かれてしまった。今度引越すことになったKさんの奥様とその母上なのであった。あー、もう穴があったら入りたい。

子どもらは、寒さで鼻をグズグズ言わせながらも、「おなか空いたー」と紅潮した顔で嬉しそうに帰ってきた。家にばかり閉じこもっていても心配だけど、こういう元気すぎるというか向こう見ずな遊び方を中学生になるというのにやっているのも、また違った意味で大丈夫かいなと心配である。はぁ～。揚げパン食べて、「じゃあ英語に行ってくる」と吹雪の中を飛び出していったけど。元気で何よりか。