Debbie Macomber ”A Good Yarn” 220~256p -5

今回の続編では、母親を交通事故で失って生活を一変させられたコートニー、15歳年下の同僚女性との交際を進めるために家族を捨てた父親によって、心がボロボロになってしまったアニーという二人のティーンエイジャーの姿が描かれていて興味深い。娘と重ねて見てしまう点が少なからず・・・(歳だねυ)。

いずれもリディアが毛糸店で出合った女性たちだが、｢女性｣と一口に言っても、彼女たちのようなティーンエイジャーから、前作で取り上げられたレイトティーンのアリックス、20代後半のキャロル、ミドルエイジのベザンヌ、子育てを終えたジャクリーヌやエリーズまで様々。主人公のリディア自身、二度の癌闘病を潜り抜けた30代の女性だ。皆、どこにでもいるような女性たちなのに、彼女たちの人生の一端が驚くほどドラマティックに描かれている。

フツーの人の人生こそ劇的で共感が持てるということか、著者の筆力がすごいのか？