2007-09-15 Edward Rutherfurd ”London” 743~768p -16 (12)God's Fire :60代で不倫の罪を犯したDoggetとJaneは、清教徒革命後に英国の実権を握ったピューリタンたちによって、裁かれることになってしまった。ピューリタン的思考では、不倫の罪は死刑に値すると。ナサニエル・ホーソンの「緋文字」なんかを思い出す。が、さすがにその極端さは陪審員たちに受け入れられず、2人は無罪放免に。とはいえ、世間からは冷たい目で見られ、ロンドンにはいられなくなる。当時の微妙なモラルスタンダードが興味深い。