Home Again

4LDKマンションのインテリア変遷キロク

Edward Rutherfurd ”London” 1054~1126p -27  読了

(19)The Suffragette 1908/(20)The Blits 1940/(21)The River 1997: やっと読了。ほぼひと月、長かった~~;;

最初と最後を飾る小タイトルのThe Riverとは、英国ではずばりテムズ川のことを指すそうである。シーザーが英国進出に乗り出した時代のThe River=テムズ川で魚を獲っていたケルト人たち記述から始まり、最後もまたThe Riverで締められる。それも現在、考古学者としてテムズ川の歴史を振り返る語り手の女性は紛れもなくその猟師たちの血を引いているという仕掛け。なにしろ2000年に渡る歴史を描いているのだから読む方も大変だが、こうした人の繋がり・・・ロンドンを中心に人生を生きてきたケルトアングロサクソン、ノルマン、デーンら様々な種族の6つの家族に焦点を当てていることがこの作品のツボ。普通の人々がその時々の時流の流れで落ちぶれたり成り上がったりしているのがなんとも面白く、そうこうしているうちに最後まで読まされてしまったという感じである。

ちなみにその他小タイトルのsuffragetteとは、20世紀初頭に英国で積極的な活動を展開した(女性の)婦人参政権論者のこと(ジーニアス英和より)。blitzは飛行機などによる電撃という意味で、The Blitzで1940年のドイツ空軍によるロンドン大空襲の意に。まったく関係ないが、ガンダムシードニコル・アマルフィーがオーブから強奪したモビルスーツの名がブリッツというので、なぜか子ども達はこの単語を知ってたりする。ガンダムも少しは英語の勉強に役立つのかも。。。