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四万十トンボ王国へ

そもそも四万十市(旧中村市)でアルビノのトノサマガエルが見つかったという記事が小学生新聞に掲載されて以来、カエルおたくの娘が毎日のように四万十に行きたいとせがみ続けていたのだ。それとこの連休、松山市内は祭り一色で盛り上がっているものの、娘のような小学生低学年組は昨日のちょうちん行列に参加する程度でよいというし、息子は祭りの主役世代にも拘らず、中学転入のためか「今年は参加しなくていいです」と言われたこともあって、なんとなーく地元にいづらかった。で、なぜか勢いで再び高知に行こう!ということに。。

西伊予宇和までは高速。そこから鬼北町、松野町を経由して四万十市へ。目的地は世界初というトンボ自然公園だ。ここには学遊館あきついお(あきつ=とんぼ、いお=さかな)という、トンボの昆虫館と川魚の水族館が合体したような施設がある。いかにも小動物がうじゃうじゃ発生しそうな水上に設置され、木がふんだんに使われた明るくて気持ちが良い建物だ。ここでの目的は、もちろん新聞に掲載されていたアルビノのカエルである。夫の調査によると、先月発見されて以来、アルビノカエルはこの施設で保護されているのだとか・・・・・・と、案の定、入り口受付付近にばっちりイタ!! ただ、4匹捕獲されたと聞いていたが、展示されているのは3匹。皆に注目されすぎているせいか、怯えて岩陰にじっと潜んでおり、目に付くのは餌のバッタばかりという印象である。それでも予想していたよりかなり大きく、記事のとおり、金色の肌に赤い目をしたカエルたちに娘は興奮して必死で観察レポートを書いていたようだ。

目的はカエルだったが、館の目玉の大量トンボ標本や魚たちもかなりの充実ぶり。もともとはたった一人のトンボマニアの方の活動をきっかけに、休耕地を利用して作られた施設だそうだが、マニアックな活動をここまで結実させてしまうという努力と行動力に感動する。土産コーナーもそのマニア的発祥の由縁に相応しく、館内で手作りされていると思しき精緻なトンボのビーズブローチが目を引いた。どうも実際のトンボからデザインを起こしたオリジナル製品らしい。それぞれの種類によって大きさや模様が違っていて、「本物が仲間と間違えてやってくる」というのが売りだけに、なかなかのものだ。が、きっちり娘がハマり、ヒメトンボのブローチを買わされてしまった。とほほ・・・でも確かにカッコイイんだな~。

四万十市からは56号線を通って高知市内へ。途中、窪川の道の駅で名物アイスもなかをいただいた。高知はとにかくアイスクリームが安くて美味しい。今回は塩・トマト・きなこ・米と家族それぞれ別味を堪能したのだが、甲乙付けがたし。ハーゲンダッツも美味しいが、こちらの方が自然な感じで体に優しそうなところが良い・・・「日本人で良かったなぁ」とか、爽やか笑顔で言いたくなるくらい。

高知では何とか予約の取れた某公務員共済施設に宿泊。素泊まり4人で17千円なり(キャンペーン割引含む)。知事公邸のすぐ近く。高知の公邸は純和風。ここに大二郎さんがいるのかぁと、しみじみしながら司牡丹と塩の鰹刺身をいただいた。