Home Again

4LDKマンションのインテリア変遷キロク

Daniel Tammet ”Born on a Blue Day”  194~226p -7 読了

ダニエルと同じサヴァン症で、「レインマン」のモデルとなったキム・ピークとの出会い。一週間でアイスランド語をモノにする試みに成功・・・何と言っても彼の卓抜した記憶力がモノを言うんだろうなぁ。

・・以前から、娘に自閉症的傾向があるのではないかという疑いがあって、それは今はシロだと言われているものの、未だに自閉症の方の著作が出るとつい気にかかってしまう。実際、「異様」とされるダニエル行動の中にも、かつての娘と重なるものがいくつかあった。でも、それが何だ。ダニエルは単身、言葉の通じぬ外国(リトアニア)に飛び出し、パイの暗誦ヨーロッパ記録を樹立し、テレビにまで出演・・・体当たりで自ら「普通」の人をはるかに上回る社会性や行動力を示してくれた。もちろんそれは彼の努力だけでなく、彼を支えてきた家族や恋人の存在もあってこその賜物だろうが、両親を除くと、それらとて彼自身が築いてきたものだ。彼の歩んできた道そのものが、与えられた能力を最大限に生かす可能性はすべての人に開かれていて、それはひとえに自分の手に委ねられているということを私たちに教えてくれる。

なんだか他の子どもと少々違う娘の行動にいちいち悩むなんてバカバカしいなぁと。いろんな意味で、自分を前向きにさせてくれる本だ。