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村上水軍博物館

しまなみ海道を通って、大島の村上水軍博物館に行ってきた。

村上水軍とは15~16世紀に瀬戸内海を中心に活躍した海賊である。大学の先輩に自称水軍の末裔の村上さんという方がいて、度々ご先祖の話を聞かされていただけに、愛媛に住むこととなった以上、一度は行かなくてはならないだろうと思っていたのだ。

しまなみ海道はいつ見ても恐ろしいくらいに島だらけ。今治から来島ドックを左手に一番目のインターチェンジが大島だ。大島の北方、港町らしく小さな家が密集した細い道を通っていくと、いきなりジャーンと立派な博物館が登場。

海賊の道具や旗、お宝などを眺めながら、歴史をビデオで学習する。狙った船を引き寄せるための道具類や、白兵戦で用いる短めの反った刀などがおどろおどろしく興味深い。そして3階の展望室からは、水軍が海上の城として利用した能島がドーンと見える。本丸や二の丸、船着場など、島そのものが天然の要塞として打ってつけの形なのだよね。島だらけの海だけに潮の流れを読むのは至難の業なんだろうけど、そんな中ものすごい長さの櫂で船を自由自在に操ったとかって、カックイイ! 娘もしっかりハマって、体験室で当時の小袖を着させてもらった。帯が細めの前結びで、いかにも機能的だ。

最後にミュージアムショップでサザエ入りごはんと塩シャーベット(伯方の塩で有名な伯方島がすぐ目の前)、水軍の家紋「丸上印」の入ったタオル(今治はタオルの一大産地)を購入。大満足。

博物館の館長さんから、能島まで渡してくれる船に乗るよう勧められたのだが、うず潮にびびった娘がゴネて乗れなかったことだけが残念だ。代わりに老亀山の展望台に行ってきた。展望台の売店でタオルが売られているあたりが、いまばり~~です。360度のパノラマで瀬戸内海の島々が見渡せる絶景!! しかし、フェンスのワイヤーにカップルLoveの錠前がてんこもりなのは……今治の若者にとって、絶好のデートスポットなんだろうなあ(笑)