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4LDKマンションのインテリア変遷キロク

伊予西条へ

午前中は町内会別運動会に娘が参加。といっても、出場予定のリレーの時間だけ出ればいいということだったので、待ち時間等も合わせて正味1時間ほど。しかし、学校主催の運動会と別途、こうしたものが小学校で大々的に開催されるとは……転校してきたばかりでまだよくわからないが、なかなか熱い小学校のようだ。


その後は以前、ソファ前のセンターテーブル代わりに買ったタモ材のロの字家具を買い足しに西条市へ。

奥行き30縦横40センチをモジュールにして、大・中・小とあるユニット家具のうち、大と中を組み合わせてテーブルにしていたのだが、あまりに使い勝手がいいので、今度は小さいのを買ってパソコン脇のサイドテーブルとして使おうかと。奥行き30センチというのがなかなかないのだよね。。

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パソコンワゴンとゴミ箱の間に設置。ラヴリー。



一般道を通って西条に入るとあちこちで祭囃子の音が。ちょうど西条祭りが始まったばかりのようだが、合併前の旧市町村ごとに開催日を分けているらしく、家具屋さんのあるあたりはちょうど今日がお祭りだったが、中心街はこれからということだった。

西条のお祭りはだんじりのようだ。大阪のだんじり文化の中で育った私としては、やはりお祭りと言えばお神輿&わっしょいの掛け声よりも、だんじり&祭囃子のほうが体にしっくり馴染むような気がする。体の芯から湧き上がってくるワクワク感が違うみたいで、妙に興奮してしまう。

西条の中心街に入るのは今回が初めてだったが、街並みは古いながらも掃除が行き届いている上、あちこちでわき出ている水が澄んでいて美しい。飲用できるというので試しに飲んでみたのだけれど、とても軽くスーッと喉を通っていくような感じ。

市役所の前のお堀に市の博物館と愛媛民藝館があるという。博物館は入場無料というのが信じられないくらいの充実ぶり。お殿様由来の器類(これが味わい深くていい!)や、近辺で発掘された鉱石類(鉱石オタクの娘がハマるハマる)、祭りの資料、鎧兜類、剥製など。造形の美しいものが多く、かなりお薦め。

民藝館のほうは東京のものより小ぢんまりとしていながらも、さすが民藝館だけあってセンスがいい。古家具に古布類、古い砥部焼(昔は磁器じゃなく陶器だったそうだ)まで。二階では、中東の民具類が展示されていたが、こちらもさすが!のラインナップで唸ってしまう。まさか西条に民藝館があるなんて想像もしてなかっただけに、感動しっぱなし。

つらつら美しいものを眺めているうちに、ふと砥部焼とかも、ムリムリ可愛くしたり現代アートっぽく仕立て上げたりして頑張るより、こういう時を経ても変わらない生活道具として完成された美しさをアピールしたほうがいいんじゃないのかなあ……とか、つい余計なことをぼんやり考えてしまった。でもそういうのはあんまり受け入れられないのかな、松山近辺じゃ。中学マダムたちと砥部焼会館に行った時も、可愛いものしかウケてなかったからなー;;

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見よ、この静謐な美しさを……(←感動しすぎ)。


博物館等の隣は、甲子園でお馴染みの西条高校。古い門がそのまま校門として使われていて、めちゃめちゃカクイイ。私の母校も城のすぐ傍にあったが、お堀の外側だっただけに、こういう堀内の屋敷跡に校舎が建てられているというのは非常に羨ましい。

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この水がめっさ澄んでいて綺麗なんだー。


と、西条はこのように感動的に美しい街だったのだが、なぜか中心街に人気がない。商店街はシャッターばかり……お祭り前で、人がみんな準備に駆けずり回っていたのかなあ。街並みが美しいだけに、人気のなさがちょっと怖かった、かも。。

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霊峰石鎚山(写ってるのかな?)。