Home Again

4LDKマンションのインテリア変遷キロク

Next 253~305p -9

行き過ぎた遺伝子工学が描き出す近未来(それとも現代?)・・・ということで、トランスジェニックオウムに、ヒトとチンパンジーのハイブリッド(京大チンプ・アユムくんの素晴らしい記憶力を思い出す)、遺伝子操作を引き起こすウィルススプレー、訴訟を左右する遺伝子検査など、小さいけれど恐ろしいエピソードがER的に次々と畳みかけてくる。

それにしても、豊胸手術費用を得るために、排卵誘発剤を飲んで自分の卵子を売る女子高生には参った。しかも子供が16歳を超えていたら、親はそれを知ることもできないって・・・使用済みブルマなんて、まだカワイイもんじゃないかとか思っちゃうくらいだ。

どこまでが事実でどこまでがフィクションなのか、混乱してくる・・・だからこそ一層怖いような気がする。

宗教革命を経てない多民族国家で、エバンジェリカルな世界と行き過ぎた科学の間に中庸な落とし所を探り出すのは難しいのかもしれないが、米国で生まれたはずのバイオエシックスはどこに行っちゃったんだろうなー。