気にかかる本のメモ
手元には読みかけのペーパーバックが1冊、手つかずのが3冊もあるのに、またまた読みたい本が出てきてしまった。育児、ワクチン、自閉症関連。
The Baby Book (Sears Parenting Library)
- 作者: William Sears,Martha Sears,Robert Sears,James Sears
- 出版社/メーカー: Little, Brown and Company
- 発売日: 2003/03
- メディア: ペーパーバック
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シアーズ博士夫妻の育児書。なんとも可愛らしく素敵な表紙
The Vaccine Book (Sears Parenting Library)
- 作者: Robert W. Sears
- 出版社/メーカー: Little, Brown and Company
- 発売日: 2007/10/22
- メディア: ペーパーバック
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シアーズ博士の予防接種に関する本
Defeating Autism: A Damaging Delusion
- 作者: Michael Fitzpatrick
- 出版社/メーカー: Routledge
- 発売日: 2008/10/20
- メディア: ペーパーバック
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自閉症の息子を持つ英内科医による、巷に溢れる「自閉症の治療法」について書かれた本。ひとたび目にすると忘れられない表紙
MMR and Autism: What Parents Need to Know
- 作者: Michael Fitzpatrick
- 出版社/メーカー: Routledge
- 発売日: 2003/12/01
- メディア: ペーパーバック
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同じ内科医による、MMRと自閉症の因果関係について書かれた本
Mother Warriors: A Nation of Parents Healing Autism Against All Odds
- 作者: Jenny McCarthy
- 出版社/メーカー: Dutton Adult
- 発売日: 2008/09/23
- メディア: ハードカバー
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ほぼ内容が相反する、自閉症児の母親が書いた本。表紙の写真が当事者たちのものだとしたら・・・母親に抱かれて笑みを浮かべている子供の表情から、mother's victoryは明らかだろう?、というわけか
amazon.co.ukやamazon.comのレビューをザッと読んだだけでも、自閉症児を持つ親の反応や対応が真っ二つに分かれているのがわかる。おおざっぱに言うと、わが子をありのまま受け入れようとする親と、何とか「治療」を施して健常児(と表現してもいいんだろうか)と同じようにしてあげようとする親。
わが子を愛しているという前提は、どちらの親でも同じだろう。けれど、そうした「治療」がエビデンスによる裏付けを持たず、子供の肉体に侵襲的なものだとしたら・・・・・・選択が分かれることとなる。
個人的な感覚として、これらの治療がたいていは非常に高価なものであるというあたりに、業界の厭らしい部分が見えるようで心苦しくなる。末期がんの治療で母が手当たり次第にすがろうとした、補完代替医療と同じ臭いがするのだ。
しかし、Ben Goldacreが言うところの、"Bad Science"の一つなんじゃないか・・・と切ってしまうのは、子を持つ親としてあまりにも切ない。 両者の中間あたりに落としどころがあるのではないか、とつい考えてしまうのは日本人だからか?