Paul Auster ”Moon Palace” -6
昨日読みそびれたポール・オースターを読む。
しかし今日から始まった「ミステリー民俗学者八雲樹」を観ながらなので,集中できない。及川光博見たさでTVをつけたのだけど,「トリック」の出来損ないみたいで面白くないよぉ。「マンハッタンラブストーリー」は良かったんだけどな。お口直しに,BSのW杯予選イタリアVSベラルーシでも拝もう。トッティ,調子良さそうだけどちょっと痩せたかな?
閑話休題。ムーン・パレスを4ページ余り読み進める(ああカメの歩みだ)。マーコがついにアパートを追い出される。その際,最終勧告を告げに来た,薄汚れて冴えないプエルトリコ系のアパート管理人,フェルナンデスからクールに諭される。
You need money, you gotta work for it.
って正論を,こんな調子でこんなおっさんに言われるときついだろうな。あれこれ言い訳しても,
You sound like a fuck-up to me. A smart colledge boy fuck-up.
とにべも無い。おっさんに言わせれば,アポロ計画も
You can't fuck with the sky and expect nothing to happen.
とズタズタ。この手のおっさんは,使えないインテリをホントに毛嫌いするのだな。ふと西原理恵子の「できるかなリターンズ(ISBN:4594028713)」に出ていたプー博士(素粒子物理学の博士号を持ちながら無職のお方)を思い出す。身も心もボロボロになったところで第二章に突入。