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秋田市大森山動物公園へ

起床7時半。昨日の大根豚角煮と食パンという不思議な組み合わせの朝食をいただき,一路秋田市街へ行くこととなった。ドライブをこよなく愛する夫が以前からずーっと訪れてみたいと言い続けてきた秋田だが,今までは手前の角館やら田沢湖にまで行ったきり。ドライブ自体を楽しめる大人と違って,子供たちにとってドライブは「目的地に着くまでの我慢」にしか過ぎない。なので今回はいつもと違う動物園に行くと説得した上で出発することとなった。・・子どもも小学6年生ともなれば,親の楽しみに付き合ってもらうのは大変っす(‥;)。

出発9時。前回の六ヶ所村&恐山ドライブで娘がひどい車酔いになった教訓を生かし,こまめに休憩を取る作戦。まずは雫石の道の駅「あねっこ」でお茶休憩。ここは盛岡周辺の道の駅の中じゃ,抜群に設備が整っている。が,今回は蕎麦屋や野草店,温泉を横目にヘンテコな4連リンゴの携帯ストラップを購入しただけで,無料のお茶とお水をいただいて一息ついたら即再出発。途中,突然ひどい渋滞に引っかかり何事かと思ったら,仙岩トンネルで工事だそうで,片側交互通行の信号待ち。ちょうど娘の気分も怪しくなり始めた矢先だっただけに痛かった。そこから街道沿いのコンビニで二度ほど休憩を取って何とか秋田市内に辿り着く。

秋田市内は・・高層建築が少なくて空が広いぞ~という印象。千秋公園のお堀から旭川の周辺がしっとりしていて落ち着いた街だ。とりあえずモダンな駅前の駐車場に車を止めて,駅繁華街トピコを見て回る。しかし,あまりにもお腹が空いたという子供たちの我慢がきかず,見学は途中で中断して3Fの郷土料理店「杉のや」に飛び込んだ。ハタハタ鍋といぶりガッコだけは絶対食べたいという夫のリクエストは何とか満たせたし,息子はわんこ状の味変わり稲庭うどん(正式名称不明)で満足,娘のお子様ランチも◎だった。んが!自分が頼んだランチメニューが・・。店頭の見本を見て,セットの麺が稲庭うどんとばかり思っていたのに,なんと蕎麦だった(>_<)。秋田まで来て蕎麦かいなー,とほほ。まぁ夫のガッコを分けてもらったから,いいけどぉ(泣)。ところでお昼から鍋かいと,内心退けていた夫のメニューだが,周りの方々もガンガン注文していたし,隣に座ってたおじさんに至っちゃいきなり生酒まで頼んじゃってたりして,「ぶんかのちがい」を感じた。夫がここで単身赴任することになったらとんでもないなと,ちょこっと冷えた。

お腹がいっぱいになったところで,大森山へ。駐車場は第1~4まであるものの,詰まっているのは第1くらいまで。余裕である。入場料金は大人500円のみで,中学生以下無料というのが嬉しい。ふと見ると,営業期間は11月23日までとあった。さすが雪国。間に合って良かったと胸をなで下ろす。

動物園は入り口が狭いので一見ショボいのかと思いきや,意外に中は広ーい。かといって,多摩や上野,天王寺のように広すぎてヘトヘトにはならない程度。家族で半日回って程よい感じ。山手の動物園にしては坂が少ないのも◎。飼育員さんの手書き説明板や市内の子どもたちが描いた動物の絵があちこちで見られるのが,何とも温かい感じである。今風の「自然環境に近い動物園」と違って,全体的にひとつひとつのケージがかなり狭いのだが,なぜかヘタばった動物は少なかったように思う。ケージの狭さは動物には気の毒だが,観客からすれば動物が相当間近に見ることができ,面白かった。特にキリンやトラは迫力。個人的には,シンリンオオカミ3匹が気に入った(サファリパークとか以外でこれだけのオオカミが見られるところは少ないのでは?)。ついでに言っちゃうと,「まんまタイム」もすごい。フレンドリーな飼育員さんたちがバケツで運んでくる動物の餌を分けてくれ,客が直接動物たちに餌をやれるというお楽しみ企画なのだが,動物たちは飢え気味なのか,ホントにがっついて食べてくれる。大人も思わずハマってしまったわ(汗)。

・・と,散々侮って入ったにもかかわらず,激しく気に入った大森山動物園なのだった。次回の秋田方面訪問は,男鹿半島大潟村!?(^▽^