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4LDKマンションのインテリア変遷キロク

成人病検診へ

起床6時45分。昨年は何だかんだとパタパタしていてあっという間に検診期間を逃してしまっただけに,今年は雪が積もる前にサクッと行ってきた。前回行きそびれたT中央病院である。

これだけ転勤・転居を繰り返していると,ふとしたときにどこかで見た光景というのに出くわすことがある。それは具体的な対象がはっきりするときもあれば,夢で見た想像の産物に過ぎないこともある。T病院の場合は明らかに前者の,しかもあまり思い出したくない場所を思い起こさせる姿だっただけに,昨年は建物の前で気分が悪くなり,どうしても入ることができず予約をキャンセルしたのだった。

まあ昨年は越してきたばかりで,晩秋で既に真冬並みの厳しい気候と老朽化した欠陥社宅,母娘揃っていつまでも馴染めない幼稚園など,いろいろとヘコむ要因があったから入ることができなかったのだろう。なので以前とは違う自分を確認するために,敢えてもう一度この病院で診てもらうことにしたのだ。

実際,中に入ってみると,建物の雰囲気は確かに似ているものの,掃除が行き届いて明るいし,何より受付や売店の方々の対応が優しげでとてもいい感じ。これは昨年,私はよっぽどナーバスだったんだなぁと思った。

・・しかーし,いざ検診が始まり2階フロアに上がってギョッとした。客がまったくいないのである。こんな病院は初めてだ。そのせいか,准看護師が掛かりきりで心電図やら聴力検査,視力検査を担当してくれる。その後,1階に降りて内科と外科の項目を診てもらう。こちらにはまだ少しは客がいて安心した。が,胃検診で手渡された炭酸やバリウムは元の容器そのまま! しかも明らかに今までの量より遥かに多い上(倍はあった),ひどいドロドロ感!! 同じ検診でこんな違いがあるなんて!? 胃検診はこれで3度目だが,初めてバリウムで泣きそうに・・(>_<)。

それからもう一度2階にもどって婦人科検診だ。が,ここもやはり客はゼロ。客がゼロの産婦人科で,老先生が新聞を読んでる! 中に置かれたカルテロッカーまでガラガラで,全面小物が置かれた飾り棚と化しているのを見た日には,うあああああ・・と,一気に即帰りたくなったが,とき既に遅し。出しなにふと週の当番表を見ると,こんな状態なのに先生2人が交替で診ることになっていた。果たしてこれでペイできているのか!?

最後に外科で乳ガンの触診を受け,受付で概算見積もりを出してもらった。しばらく待って,「胃の検査もされたので結構掛かってしまいましたよ~」と申し訳なさそうに出された金額は15~20千円。以前の約半額である。だけど,来年もう一度ここで診てもらうことはないと思う・・ガックリ疲れて帰宅。