Jodi Picoult ”My Sister’s Keeper” 383~407p -11
更なるどんでん返し。読了。人生とはそんなもんだと言われてしまえばそれきりだが、この結末はあんまりだ。言葉にならない。おかげで一日に二度も泣く羽目になった。
とにかく母親に最初から最後まで感情移入できず、彼女に踏みにじられた主人公と長男の気持ちがひたすら切なかった。「私と同じ状況に置かれれないかぎり、決してわからない」という母親のセリフを自分に反映させる以前に、一人の子どもにこれだけ掛かりきりになって家族の痛みすら見えなくなっている凄まじさがどうしても受け入れがたく、壁を感じてしまった。
もう少し間を置けばまた感じ方が変わるのかもしれないけれど、とりあえず今は茫然。テーマを身体に沁みこませるには、時間が必要だ。