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4LDKマンションのインテリア変遷キロク

Good Germs, Bad Germs 225~238p -12 読了

Good Germs, Bad Germs: Health and Survival in a Bacterial Worldとにかくもー乳酸菌って大したヤツなんだなーっとふんふん頷きつつ読了。ブル○リアヨーグルトにこちょこちょ書かれた宣伝文句とか、もうちょっとしっかり読むようにしてみよう。

細菌にまつわる旬の話題をふんだんに盛り込みながら、微生物学の基礎的な話を楽しくひも解くという感じで、これはまさに米版「好きになる微生物学と称してもいいのではないだろうか?

この本を手にしたのは、「黄色ブドウ球菌大腸菌といったどこにでもいると言われている細菌が、どうして突然凶悪化したり、しなかったりするんだろう」という素朴な疑問からだった。

それに対する回答は・・・、

「細菌を含む微生物と人間は、昔からずーっとギブアンドテイクの関係で時に痛い目に遭いながらもそこそこ上手くやってきた。ところが、抗生物質の乱用によってそういう関係が一掃され、人間の常在菌バランスが狂っただけでなく、細菌たちを追い詰めて凶悪化させてしまった」。つまり、そういったバランスを崩すきっかけなった個々の原因をひも解くと、細菌が凶悪化する条件やそういう菌にやられやすい条件、適切な抗生物質との付き合い方というものが見えてくるのではないかと。そして、抗生物質に対するアンチテーゼがプロバイオティクスであり、その親玉が乳酸菌というところかな。