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バックアップできる親は大いなる「溜め」なんだ

今日も昨日に引き続いて一年生大会の応援だ。

リーグ戦だというが、どの対戦相手もうちのチームよりずっと大きくて、世の中の高校生はこんなに大きいのかと驚くばかり。小粒のチームの中でも一番小さいのがうちの子で、それでも入学時よりは何とか2cm伸びて164cm・・・これだけ差のある相手とやりあってるからこそ、少しでも大きくなりたいと毎日必死で牛乳を飲んでいたんだなあ。

負けているのは体格だけでない。人数も少なく、経験者もない。その上、練習の後には塾へ行って、帰ってきてから2時3時まで勉強に追われているような日々。大会中もいつも以上の課題の山を与えられ、待ち時間にノートを広げてる有様だ。

しかし、バックアップしてくれる親がいて、これだけ運動や勉強ができる環境があって、仲間や先輩がいるこの子たちは、恵まれているのだ。。

・・・試合の合間に、体育館の館内にある図書館で湯浅誠氏の「反貧困」という本を読んだ。

反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書)

反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書)

この子たちだって、今持っている家族や仲間、運動や勉強で培われてきた自信や誇りといった「溜め」がなくなると、簡単に滑り落ちてしまう世の中なのだ。本人なりにそれぞれ大変な思いで日々を過ごしているのだろうけど、とりあえず今、努力が報われる環境にあるというのは、間違いなく幸せと言える。

親として、子どもたちの努力がこれからも報われていってほしいと切に願う。けど、そのためには、すべての人の努力がきちんと報われる世の中になっていかなくてはならないのだね。。