Home Again

4LDKマンションのインテリア変遷キロク

Ellis Peters ”A Morbid Taste for Bones” 47~57p -8

いよいよ教会区信者間の話合い開始。と言っても,みな地主Rhisiartを信頼しており,彼の意見次第でどうにでもなるという様相。Rhisiartの意見要旨は単純明快。ウェールズ人である聖女がこの地の人間に何ら相談することなく,イングランドに移してもらいたいなどと,縁なきベネディクト派の一修道院に嘆願するわけはない。地元人が自分の墓を奉っていないのを憂いでいるのなら,まず地元民に何か語るはずであると。ごもっとも。

修道士として順調に進んでいた出世街道で,初めてにして最大の危機を迎えた副院長Robert。Rhisiartと別室で話し合いたいと切り出す。腹を割った話合いができるというRhisiartの期待を見事に裏切り,なんとRobertは彼に現金を渡そうとする。話合いによる解決の一抹の望みさえ粉々に砕く愚行ぶりには,間を取りなすCadfaelもGwytherinの神父Huwも唖然とする。だがそうも言ってられぬと,HuwはRhisiartの温情にすがれとアドバイスするが,Robertはそれを頑なに拒否し,あろうことかますます居丈高な態度を取る。一触即発どうなることやら…というところで,第4章へ。