Ellis Peters ”A Morbid Taste for Bones” 57~68p -9
毎晩の飲み会は持ち回り。昨日は鍛冶屋Bened宅,次は農夫Caiの順番ということで,大地主Rhisiartのhall/集会所で皆が飲んでいると。そうした情報は修道士Johnから。ウェールズ語が話せないのにどうしてこれだけ地元情報に精通できるのかと訊ねるCadfaelに,にやりとするJohn。どうやらBenedの姪Annestといい感じになり,ウェールズ語や鍛冶の技術を教わっているらしい。
Rhisiartの集会所にWe've come expressly to halt the war.と言いながら,飛び入り参加するCadfaelとJohn,神父Huwの三人。今日は噂の人Enegelardに,Rhisiart,Annest,Bened,Caiらが揃っている。村の意見を左右する重鎮Rhisiartに,何とか明日のnoon/正午もう一度,話合いに応じてもらえないかと申し出る。Rhisiartは鷹揚に申し出を受けるが,Shrewsbury副院長Robertが前回犯した間違いを撤回し自分に頭を下げるものだと思っている。実のところRobertは,vanity/虚栄心を傷つけられますます居丈高になるになっているだけに,このギャップを埋めるのは大変なことだ。しかし,交渉の場に応じてもらえたということだけで,とりあえず胸をなで下ろす交渉団の三人だった。
ところが翌日正午,Shrewsbury一行が待てど暮らせどRhisiartがやって来ない。とうとう夕刻前になりRobertが切れかかったところに,Rhisiartの娘Sionedが現れる。父が帰ってこないのだが行方を知らないかと。これはおかしいと皆で村中を捜索したところ,胸に矢を突き立てられたRhisiartの死体が発見される。なんたることか!!てなとこで,第5章へ。