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4LDKマンションのインテリア変遷キロク

早くも秋の気配

起床6時45分。お盆を過ぎてから,夜がずいぶん過ごしやすくなってきた。近頃は7時過ぎになると秋の虫の大合唱で,図鑑を見ながらビールを飲むのが楽しくてしょうがない。キリギリスの鳴声を認識するなんて,何年ぶりだろうなあ。

詳しいことは何もわからない状況だが,とにかく夫が入院することだけは確実になったので,昨晩子供たちにその旨説明した。私が話したことを子供たちから聞いて,笑いながら「そうやねん,よろしくな~」と言うのみの夫。

こういう真剣な話になると,彼はいつも自分から説明しようとしない。相手が自分の変化に気づいて話を振ってこない限り,決して切り出さないのだ。両親や義母の闘病時には,これで散々やり合ってきた。「何でもう少し気遣えないの」と煮詰まる夫に,「周りに頼れる人のいない状況で子育てと親のことで精一杯だから,さらに気遣いを求められてもどうしようもない,自分がしんどいときはそうと言ってくれないとわからないよ」と言い続けてきた。器の小さい人に「器を大きくしろ」と言っても事態を悪化させるだけなんだってば。その時は夫も,わかったこれからはそうすると言ってくれていたのだが,相変わらずなんだな。きっとこういう気性は死ぬまで変わらないんだろう。

子供たちは,何か異様な気配を薄々感じながらも自分からは何も訊けない状態でいた。だが,彼らから何も言ってこなければ,夫はきっと入院当日まで何も話さなかったに違いない。それはいくらなんでもあんまりだ,と思うならそう感じる私が説明責任を負わなくてはならないというわけだ。弱みを見せたくないという気持ちが強いのか,自分の身体についてはさらに「話したくない」傾向が強まっているようだし。まあ今回は,遠隔地でないし子供もだいぶ大きくなってきたから,前よりは余裕もあるだろう(ただし,自分ひとりでガンバんなきゃいけないところがしんどい)。器を急に大きくすることは出来ないけど,できるだけ気遣いはしなくちゃと思う。何てったって,夫が患者なんだもの。

でもさ,義父さんには自分が説明してね>夫。