Home Again

4LDKマンションのインテリア変遷キロク

Leviathan,やっと読了

いつもはたいてい辞書なしで読んでしまうのだけれど,この本は語彙増強のため,キャノンくん(wordtanc/C30)で怪しい単語をいちいち確認しながら読んだので,えらく時間がかかった。でもAusterの文はそれだけの価値がある。一文一文に胸に迫ってくる力がある。第5章,Sachsの手紙とPeterの最後のセリフには,不覚にも涙が出てしまった。本を読んで泣いてしまうなんて,何年ぶりだろう。

Sachsの人生は,崩壊してしまった自己の無邪気さを懸命に取り戻そうとして,壊れていったのだ。大事な人たちから離れ,自分を完全に捨て去って,たった一人でアメリカ中を駆け回り,生きる限り自由の女神のレプリカを爆破する。そうすることでしか生きていけないという絶望的な孤独には,そんなことありえないと思いながらも圧倒されてしまった。

次,Moon Palace読めるのかなー,こんなんで。

消アド関連は,「消費者教育」の復習,「最近の消費者問題」「商品テスト」まで。